TOKYO CHAINSAW

偏食映画、食い散らかしブログ。

ペーパーボーイ

アメリカ怖い。

そして、ジョン・キューザック先輩怖え!!

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とある事件の容疑者の冤罪を疑う新聞記者、新聞記者の同僚の黒人、容疑者を崇拝する白人アバズレ、アバズレに恋する新聞記者の弟、そして、「あ、この人、頭おかしい…」とみんなが思う容疑者。

三つ巴ならぬ、五つ巴。
曲者揃いで繰り広げられる60年代後半のアメリカの闇物語。

あらゆる差別を扱い、暴力的に、酩酊気味に進行するストーリー。

「ごった煮過ぎるな」と思ったけど、きっと、そのごった煮感がこの作品の魅力なんだと思う。

ニコール・キッドマン演じるアバズレがエイジングビーフな感じの素敵に熟した性的魅力を放ちまくり、ザック・エフロンがハンサム過ぎる童貞臭を放ちまくり、ジョン・キューザックが反吐が出そうな畜生臭を放ち、そして極めつけは、マシュー・マコノヒーが全員ドン引きな闇を見せつける。

名優たちの怪演に「濃いよ!ウゼー!!」と叫びながら、ウキウキ観てしまう映画。

アメリカの南部の夏のジメジメを感じる。

真夏に観るといいかもね。