パンドラム

期待しないで観たら、どストライクなコズミックホラー！

時は西暦2174年、人類は荒廃した地球を見限り、次の移住先として惑星タニスを選んだ。

先陣隊として人類の叡智を満載した宇宙船エリジウムが地球を後にしたが、コールドスリープから目覚めた二人の船員が目にしたのは無人の船内。

失われた記憶を取り戻しながら、船内を探索する中、二人は恐るべき「何か」に遭遇することとなる。

ソリッドシチュエーションホラーの一つの最終系とも言うべき作品。

ホラー、SF、バイオレンス、サスペンスほか様々な要素を良い塩梅で混ぜ込み、素敵なごった煮感で物語が進行。

ベタなどんでん返しあり、ソリッドシチュエーションホラーならではの展開あり、安心のクオリティで観てられる。

この映画を観て思い出したのが、小学生の頃に飼ってたザリガニの水槽。

餌をやらなくなり、数ヶ月が経ち……蓋を開けてみたら……うわぁぁー！！！

この作品を放置箱庭ホラーと名付けよう。