TOKYO CHAINSAW

偏食映画、食い散らかしブログ。

オール・ユー・ニード・イズ・キル

※ちょこっとだけ、ネタバレ含みます。

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「オブビリオン」に続いてトムさんがSFで大暴れ。
原作も読みたくなったな。

突如現れた地球外生命体「ギタイ」の攻撃により、危機に瀕する人類。
圧倒的な敵の戦力に苦戦を強いられつつも、パワードスーツをはじめとする新兵器で応戦し、ヴェルダンでの勝利を糧に、フランス本土への大規模攻撃を控えているところでストーリーが始まる。

トムさんの役どころは、戦場投入されないために広報官としてのキャリアを成功させている、元広告代理店のチャラ男・ケイジ少佐。
このキャラの薄っぺら加減がいい味だしてる。
「うわー、こいつきっとこれからヒドイ目に合うぞー」という予感がビンビン伝わってくる。

司令官との駆け引きの手違いで、最前線投入され、まさかのいきなり戦死。

いや、ネタバレじゃないですよ。

んで、なぜか時間は遡り、前線投入前にケイジ少佐は引き戻される。

何度も戦場に送られ、何度も死に続けるケイジ少佐。

このタイムリープの原因は?

…という感じで、「スターシップトルーパーズ」ミーツ「恋はデジャヴ」な展開で進んでいく本作ですが、ファミコンとかの無理ゲーの主人公の気持ちを体験できる作りになってます。

もうね、コンテニュー無限だけど、「えー!そりゃないよー!!」と死に続ける理不尽さが、無理ゲーをプレイしてる時の感覚そのもの。
最近のFPSというよりは、魔界村的な。

タイムリープ設定が非常に良い感じで物語の核を作ってる。


トムさんのチャーミングさ全開。
あと、ヴェルダンの女神リタ役のエミリー・ブラントもキレイだったなー。