ゴーン・ガール
デヴィッド・フィンチャー版『アイズ・ワイド・シャット』×『ロストハイウェイ』……なのか?
静かに核心に迫っていく、夫婦の「恐ろしい秘密」の話かと思いきや……予想外の方向に連れて行かれる。
最愛の相手が何を考えて、何を感じているのか。
二人の間に何があったのか。
言ってしまえば、元は赤の他人同士の「夫婦」という関係。
永遠に知り得ない、お互いの想いが、暴力的な出来事をきっかけに、有無を言わさず白日の下に晒されていく。
感情移入したキャラクターによって、解釈が全然変わる作品だと思った。
不穏に終わるラストのBGM、エンドロール、まさにデヴィッド・フィンチャー!
あっけに取られたまま終わる人も多いかも?